人に育てられた犬達
しつけ教室
“人に育てられた犬” と聞いても何も不思議じゃないですよね。では、”オオカミに育てられた人” と聞いたらどう思いますか?
たぶん多くの方は、「ちゃんと育つわけないでしょ!」って思うのではないでしょうか。オオカミは人の育て方を知らないですし、うまく育ったとしてもオオカミとして育つでしょう。僕たちが生活している社会で生活が送れる人間としては育たないんです。言葉も話すことは出来ないでしょうし、表情もオオカミに似ていると思います。
では、その逆で “人に育てられた犬” は、犬として育っていると思いますか?オオカミが人を育てるのと考え方は同じだと思います。犬本来の行動ができるようには育たないでしょう。ここで心配なのが、犬が犬として育てられなかったときの精神的な安定です。犬本来持っている行動を人が問題行動と思い、不適切な接し方をしたらどうなるのか? 犬本来の住環境を全く無視した環境で育てたらどうなるのか?
だいたいの想像はできます。何らかの問題が出てきます。もしかしたら、犬からしてみればまったく問題ではないかもしれません。でも、犬のことを知らない人にとっては大きな問題になってしまうんです。人が犬のことを知らずに育てて問題が起こらなければ、それはラッキーなだけです。
大切な愛犬が “咬む” “吠える” “落ちつきがない” などの問題があるようでしたら犬が精神的に不安定なのかもしれません。その時は犬のことを勉強するチャンスです。愛犬が「もっと自分たちのことを知ってよ!」って言っているのかも。お店に来ていただければ、”こんな本がおススメ!” とかもご紹介できます。
そして、もっと身近に犬のことが知りたいのであれば近くに先生がいます。一緒に生活している愛犬。問題を抱えているから無理なんて言わないでください。飼育日誌を書いてみてください。1日の行動を整理することが犬のことを知る一歩です。これだけでも多くの発見はありますよ!
「うっそだー」と思った人もいると思いますが、絶対おススメです。
峯岸は、犬を犬として育てることが犬が落ち着いて生活できる近道だと考えています。この事は簡単そうで難しいことなんです。人は犬ではないですからね。犬を想像して犬を育てなくてはなりません。
このブログを読んだのをきっかけに犬の勉強をしてみようと思って頂けたら嬉しいです。
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